力を発揮できる場所

スタイリストさんが始めたブランドの製品を生産している。

先日テレビにも出てたくらいなので、業界では名の通った人らしいが、新たに始めた自分のブランドで、服作り以外の部分で苦労をされている。

もちろん、洋服づくりにおいても、生地選び、仕様、縫製など、同じ洋服でも買う側から見る視点と、つくる側からの視点は全く違う。

それに戸惑いながらも、なんとかサンプルを作成し、展示会までこぎ着けた。

ここまででもかなりエネルギーを要するのに、発注段階になると、さらに面倒が増えてくる。

品番や色番号をどうするかということから、ブランドネーム、品質ネーム、下げ札など。

一つ一つを決めていかなければいけない。

品番や色番ってどういう風うに決めるのか、洗濯絵表示はどうやって指示するのか。

慣れないことばかりで、思ったように進まず、苦労しているのがわかる。

普段からパソコンを使っていないので、発注書をつくるのにも四苦八苦している。

本当はそういうことが得意な人に依頼できると良いのだが、まだブランドを始めたばかりで、人に頼む余裕もない。

大手企業が始めるブランドと違い、個人で始めるブランドはこういう部分で苦労している人は多いように思う。

様々なフォーマットからつくらなければいけない。

 

本来もっとクリエイティブなことに時間を使いたいだろうに、もったいないと思う。

少しでも力になれたらと思い、発注書や洗濯ネーム指示のフォーマットつくりはお手伝いしようということになった。

もともとそういう仕事は嫌いではないし、自分も独立するにあたって、新しいフォーマット作りをしてきた経験もある。

少しでも負担を減らせたらと思う。

一緒になってモノを作るのが好きなのだから、それに時間を使えるよう力を尽くしたいと思う。