味方
新規で融資を検討しているため、銀行へ。
今までは政策金融公庫を利用していたため、民間の銀行での融資は初めてである。
融資となると、審査やら書類の準備やら考えただけで億劫になってしまうので、あまり他の銀行を考えようとしなかったのだ。
今回税理士さんからのアドバイスを受け、他も検討することにしたのだ。
行ってみないとわからないもので、金利自体はもともとと変わらないが、区の補助を受けられる仕組みがあるという。
それを使うと金利の自己負担が半分くらいになる。
これはすごいことだと、その制度を利用申請するため区役所へ。
区の担当者は淡々と質問を繰り返し、必要項目をチェックしていく。
まるで面接試験のような感じであれこれ聞かれるので、つい身構えてしまう。
そんな中で担当者の方が、決算書と直近の売上を確認し、より良い金利待遇を受けられる方法を探ってくれた。
期で考えると前期より売上は増えているので、その条件には合わないと決めつけていたが、直近3ヶ月と前期3ヶ月を比較するという方法があるらしい。
この人淡々と仕事しているけど、ちゃんと弊社のことを考えてくれている。
自分はあまり深読みもせず諦めてしまっていたのに…。
銀行さんも役所の方も、もちろん仕事だからというのはあるが、味方になって一緒にやってくれている感じが伝わってくる。
それなのに自分はつい構えてしまっていて。
自分の態度を改めねばならないと感じた。