心が満たされない買い物
新しく作る商品のサイズを参考にするため、無印良品へ。
自社で作っている商品とは全くかけ離れていても、ユニクロや無印へリサーチに行ったり、参考にしたりすることもある。
生産している量が全然違うので、比べるのも憚られるが、よくもこのクオリティでこんなに安く作っているなと感心してしまう。
安いからこんなものでいいでしょ、みたいな妥協はなく、機能性という点でも素材から工夫されている。
ただ一つ、難癖をつけるわけではないが、商品や値段には満足しても、何か満たされない自分がいる。
何かワクワクするとか、ドキドキするとか。
学生時代、なけなしの金を握りしめて街へ買い物に繰り出したような、そんな感覚はとうに忘れてしまっている。
もちろん、ユニクロや無印にそれを求めているわけでもないし、彼らもそこを狙っているわけではないだろう。
洋服業界に働く者として、その魅力に惹きつけられ仕事を始めたはずなのに、その大事な部分を見失ったままで良いのか。
そんなことを改めて考えたのでした。