価値を下げる

ひどい雨の中、神戸からお客様がご来社された。

6月に開催する催事で、弊社のストールを扱いたいというお話。

3月の出展した合同展にご来場いただき、興味を持っていただいていた。

1点物ストールを中心に30点ほどピックアップいただき、催事で売るということでまとまった。

ただしセールで。

これには少し引っかかった。

価値を下げて売るということ。

私自身ストールについては詳しくないが、創り手のモノづくりに対する思いに惹かれ弊社で扱うことを決めた。

本人の了承を得ているとはいえ、セールで値を下げて売るというのはどうなんだろう。

値段を下げるということは価値を下げるということ。

 

経営者として担当者に売上を求めている。

思った以上に売上が伸びず、セールでもして売上を作ろうというのは理解できないわけじゃない。

数字は求めるが、値下げをするなというのは酷なのだろうか。

自分自身で明確な答えを導き出せないまま、商談は終わっていく。

この辺りが甘さなんだと思う。

 

正しいか正しくないかはわからないことばかりだ。

今は結果を見守るしかない。